« 狂犬病予防の実態:飼い犬の登録と接種率 | トップページ | ペットフード:ほねっこの誤表示〜ペットフードは業界の自主規制に任されている〜 »

2007年10月30日 (火)

犬猫のワクチン:ワクチンの過剰接種〜レプトスピラワクチンは不要!?2007年犬の発生はわずか42頭〜

 犬の7混、8混等の混合ワクチンには数種類のレプトスピラ症の不活化ワクチンが含まれています。
このレプトスピラワクチンは本当に必要なのでしょうか。
レプトスピラ症は、主にネズミが媒体で、感染動物の尿に汚染された土壌や水を介して「経口感染」、或いは「経皮感染」します。

犬での感染状況についてですが、レプトスピラ症は「家畜伝染病予防法」の『届出伝染病』であるため、レプトスピラ症であると診断した獣医師は最寄りの家畜保健衛生所(いわゆる「家畜保健所」)へ届け出る義務があるので、発生状況は把握できています。(勿論、正しく報告されていることが前提になりますが)
また、感染症法では『4類感染症』に指定されており(平成15年11月より)、人の発生状況もわかっています。

犬の発生状況は、動物衛生研究所のページで公開されていますので確認されるとわかると思いますが、多い年でも150頭前後で、最近ではさらに少なくなっています。(2007年42例)
日本には、登録犬が約650万頭います。ペットフード工業会の数字が正しければその約2倍の約1200万頭の犬が飼育されていることになります。これだけの犬が居ながらレプトスピラ症を発病するのは多くても150頭前後なのです。
仮に150頭だとしても、感染率は0.0022〜0.0012%。約5万〜8万頭に1頭発病する程度の微々たるものなのです。

症状が現れない不顕性感染があるとしても、発病するのはその程度の数でしかありません。
獣医師は、レプトスピラ症は人獣共通感染症であり、人への感染予防の観点からも媒体となる犬の予防は必要だと主張するかもしれません。しかし、そうは言っても、最近では人の発生は毎年20例前後ですよ。(平成17年18例、平成16年17例)1億2千万人中の約20人ですよ。人への感染云々の論拠になどならない程、微々たるものです。針小棒大とはまさにこのようなことを言うのです。
前述の通り、そもそもレプトスピラ症は、土や水を介して口ばかりか皮膚からも感染するので注意するにも限界があります。それにも関わらず人の発生は毎年20例程度しかないのです。

『病原性レプトスピラは保菌動物(ドブネズミなど)の腎臓に保菌され、尿中に排出される。ヒトは、保菌動物の尿で汚染された水や土壌から経皮的あるいは経口的に感染する。国立感染症研究所
このように、犬は単なる感染源の一つに過ぎません。また、ワクチンで犬の感染を予防しているので犬の発生数が少ないのだと言えるほど犬の接種率が高いとも思えません。
犬であれ人であれ、この程度の発生数では予めワクチンで予防が必要と言えるほどの感染症とは思えませんし、仮に発病しても抗生物質で治療も可能です。
「うちの犬に混合ワクチンを注射したら副反応で口の周りが紫に腫れ上がったことがありますが、。混合ワクチンの中のレプトスピラワクチンが特に強いみたいですよ。」と、ある行政関係の獣医師が語っていましたが、このように、副作用(副反応)のリスクのほうが感染リスクよりも高い可能性があるのです。(狂犬病はまさしくこれに該当する)

いずれにしても、私はレプトスピラの予防接種はまったく必要とは思いませんよ。
予防医療全般に言えることと思いますが、獣医師の言うがままに予防接種を受けるのではなく、地域の発生状況等を確認するなどして獣医師の言いなりにならないほうが賢明かつ無難だと思います。
少なくとも毎年、注射する必要は無いと思いますし、毎年混合ワクチンを奨める獣医師は、悪徳とは言いませんが強欲なのでやめたほうが良いと思いますよ。(混合ワクチンは3年に1回で良いと答える獣医師のほうが正直で良心的と言えるでしょうね。まぁ私は3年に1回でも多いと思ってはいますが)

|

« 狂犬病予防の実態:飼い犬の登録と接種率 | トップページ | ペットフード:ほねっこの誤表示〜ペットフードは業界の自主規制に任されている〜 »

ペット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/223889/16921246

この記事へのトラックバック一覧です: 犬猫のワクチン:ワクチンの過剰接種〜レプトスピラワクチンは不要!?2007年犬の発生はわずか42頭〜:

» ワクチンのこと。 [ネゴト。タワゴト。ヒトリゴト。]
昨日、とらまるくんのワクチンの時期ですよー、という ハガキが届いておりました。 いつも参考にさせて頂いている、あがさんのブログ(SMILES@LA)で そのワクチンについて記事にされていたことがずっ...... [続きを読む]

受信: 2012年2月 9日 (木) 00時20分

« 狂犬病予防の実態:飼い犬の登録と接種率 | トップページ | ペットフード:ほねっこの誤表示〜ペットフードは業界の自主規制に任されている〜 »